A LPEN F LORA

可憐なスノーフレークです。和名ではオオマツ
ユキソウ、スズランスイセンとも呼ばれます。

日当たりの良い牧草地や草原、やぶの中などに生育する。日本の山でもよく見られるコゴメグサの仲間。花は唇形で、下唇に濃い紫の縦筋が入り、真ん中の下唇には黄色い斑点がつく。葉は小さく心形。学名はエウフラシア・ロストコビアナ Euphrasia rostkoviana

あまり日が当たらないで薄暗く湿った森の中や、小川の縁などに生育する。花はすらっと伸びた茎頂に、単花で下向きに咲かせる。花弁は5枚で白。花芯には長く突き出した芯と丸い雌しべが目立つ。葉は腎円形で鋸歯がつく。学名はモネゼス・ウニフローラ Moneses uniflora

日当たりがよく湿った牧草地や小石混じりの草原などに生育する。花は大輪で花弁(ガク片)は6枚、茎頂に単花で咲かせる。根出葉は長い柄がつき3出複葉。花が終わると花柱が羽毛状に伸びる。茎や葉は白い剛毛で一面覆われる。学名はプルサティラ・アルピナ Pulsatilla alpina

半日陰で湿気のある草地や森の中などに生育する。花冠は非常に繊細な造りで乾燥感がありドライフラワーのようである。根出葉は円形で掌状に3~5裂する。花冠が薄いピンク色をして、もう少し大きなマヨールもある。学名はアストランティア・ミノール Astrantia minor

スイスのみならずヨーロッパの低地や亜高山地帯に広く生育する。春から初夏にかけて半日陰となる森の中などでよく見られる。花弁には紫色の縦筋が入り、花冠は白色。葉は3枚のハート形の葉からなる。コミヤマカタバミ。学名はオキザリス・アケトセラ Oxalis acetosella

花や葉の形状、香りなどは日本でも見られるスズランとほぼ同じだが、全体的にやや大振りで、花は葉と同じ高さで咲かせる。スイス全土の低山から亜高山地帯に生育する。一般的にドイツスズランとも呼ばれている。学名はコンバラリア・マヤリス Convallaria majalis

アルプス南部の日当たりの良い牧草地や山の斜面の草地などにしばしば群落をつくって生育する。花冠はユリによく似た漏斗状で花弁は6枚、大きさはユリよりずっと小さく可愛らしい。根出葉は長い線形。学名はパラディシア・リリアストゥルム Paradisea liliastrum

初夏に亜高山地帯のやや湿った草原や牧草地などに生育する。花冠は唇形で、色は比較的珍しい純白。ラン科の花らしく繊細な造り。根出葉はやや幅広い披針形で、茎には小さな披針形の葉が数枚つく。学名はダクティロリザ・オクロレウカ Dactylorhiza ochroleuca

花を観賞する際のご注意 2019-1-12

スイスやチロルにはたくさんの美しい高山植物が生育しています。中にはLeontopodium alpinum(エーデルワイス)や、Cypripedium calceolus(アツモリソウの仲間)など、特別保護指定されている植物もたくさんあります。
盗掘はもちろんのこと、ハイキングや写真撮影するときなどに草花を踏みつけたりしないよう、十分気を付けてご観賞ください。
また、ネット上や書籍などで花の生育場所等を詳述してはいけないことになっていますので、このサイトでは生育場所に関する詳細データは敢えて記述していませんので、ご了承ください。