A LPEN F LORA

アルプスの村の窓辺にはゼラニウム、ペチュ
ニアなどたくさんの花が飾られています。

日当たりの良い草地や小石混じりの場所、岩の裂け目などにへばりつくように生育する。一つひとつの花冠は米粒ぐらい小さく、花弁は5枚で密集させる。葉は小さく苔のようにべったり張り付きグリーンの葉枕を形成する。学名はシレネ・エクスカパ Silene exscapa

日当たりの良い牧草地や草原、やぶの中などに生育する。花冠は大輪で濃いピンクいろ、花弁は5枚。葉は奇数羽状で園芸用のバラとほぼ同じ。小葉には鋸歯がつき、茎には鋭いトゲがたくさんつく。草丈は大きく3mにも及ぶ。学名はロザ・ペンドゥリナ Rosa pendulina

スイスやチロルに咲く特有な花ではないが、とても色合いや咲き方が面白かったので赤い色の花アルバムに加えてみた。園芸用にヨーロッパやアメリカで品種改良が進み多様な品種が見られ、花壇や窓辺を美しく彩る。学名はペチュニア Petunia hybrida

ロザ・ペンドゥリナと同様に、日当たりの良い牧草地や草原、やぶの中などに生育する。花冠は大輪で淡いピンクいろ、花弁は5枚。葉は奇数羽状で、小葉には鋸歯がつき、茎には鋭いトゲがたくさんつく。草丈は大きく3mにも及ぶ。学名はロザ・カニナ Rosa canina

高山の湿ったガレ場や大きな石と石の隙間などにへばりつくように生育する。花柄は短く、花弁は5枚で色はピンクまたは白色。多くの場合、白とピンクが混在する。葉は小さな卵形でロゼットとなり葉枕を形成する。学名はアンドロサケ・アルピナ Androsace alpina

乾燥した草地や日当たりの良い森の切れた野原などに生育する。花は茎の先に5~6個散形花序で咲かせる。花弁は5枚で色は鮮やかな紅色。葉は線形に近い披針形で対生する。ナデシコの仲間。学名はディアントゥス・カルトゥシアノルム Dianthus carthusianorum

日当たりが良く石が多い草原や崖、岩場などに生育する。花は茎頂にイソギンチャクのような形状の紅紫色の花冠を散房状に咲かせる。葉は披針形で多肉質、基部では球状のロゼットを形成する。ベンケイソウの仲間。学名はセンペルビブム・モンタヌム Sempervivum montanum

雪解け水で湿ったガレ場や草地、岩陰などに生育する。花は一本の茎先に複数つかず、単花で咲かせる。花冠は全開せず半開きでうつむき加減に下を向く。葉は円形で光沢がある。似た花にソルダネラ・アルピナがある。学名はソルダネラ・プシラ Soldanella pusilla

花を観賞する際のご注意 2019-1-12

スイスやチロルにはたくさんの美しい高山植物が生育しています。中にはLeontopodium alpinum(エーデルワイス)や、Cypripedium calceolus(アツモリソウの仲間)など、特別保護指定されている植物もたくさんあります。
盗掘はもちろんのこと、ハイキングや写真撮影するときなどに草花を踏みつけたりしないよう、十分気を付けてご観賞ください。
また、ネット上や書籍などで花の生育場所等を詳述してはいけないことになっていますので、このサイトでは生育場所に関する詳細データは敢えて記述していませんので、ご了承ください。