チロルの町をぶらり旅

インスブルックⅡ　＊黄金の小屋根

インスブルックの町は、2000年前はローマ軍が駐屯する地でした。そして、その後はハプスブルク家とともに栄華を極めた古い都です。
ですから街中に、とりわけ旧市街には中世の歴史深い建造物や、豪華な建築物がたくさん残されています。
現在はチロル州の州都で、過去に冬季オリンピックが開催されたりして素晴らしいスキーコースがあるとともに、町のすぐ背後にあるノルトケッテを始めとした景観の良いハイキングコースがたくさんあります。
上の写真はインスブルックのシンボルとして、毎日たくさんの観光客で賑わう人気の高い「黄金の小屋根（Goldenes Dachl）」です。

マクシミリアン1世が高いところから下の広場で行われる催し物を見物するために造られた、金箔を張った2657枚の銅板を葺いた小屋根とバルコニーです。このバルコニーには皇帝や王妃、紋章などが彫られています。
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＊ヘルブリングハウス

またこの一角には、前回お伝えしたホテル・アドラーなど、目を見張るような建物がたくさんありますが、黄金の小屋根の前にあるヘルブリングハウス（写真上）も見逃せません。
18世紀に建てられたロココ式の元貴族の館です。建物をぐるりと巻くように設けられたバルコニーには、重厚な中にも華麗さがある装飾がふんだんに施されています。
インスブルックはウィーンほど広くありませんが、たくさんの見どころがありますので、十分時間をとって観光していただきたい地です。