- 第一章 謎の携帯メール
- 第二章 紙片と数字2515
- 第三章 不気味な第二のメール
- 第四章 カタコンベの秘宝
- 第五章 ケルト模様の教え
- 第六章 追ってきたチェゲッテ
- 第七章
- 第八章
本文はフィクションで実在とは無関係です。
本文はフィクションで実在とは無関係です。
2010年の初春から始めました、この駄作 「アイドルを探せ」 も、今回で、ストーリーの半分ぐらいが過ぎました。これは、スイスには、美しい山々だけでなく、魅力的な村や街、博物館や美術館など、素晴らしい見所がたくさんありますので、それらを読み物風にまとめて、お伝えできれば参考になるかな、と思い、始めたものでした。しかし観光地を、ただ紹介していくような紀行文では、何となくつまらないし、とはいえ、小説を書くほどの文才もなく、困った挙句に、結局、こんな中途半端なものになってしまいました。週一回を目処にアップしていますが、この冬に、炬燵に入りながら、思いつくまま一気に綴ったものです。ですから、これを、あまり真面目に読んでいただくと困ってしまいます。ある部分では、ふーん、そんなこともあるのか、またある部分では、そんなバカな、と言って、適当に読み飛ばしていただけるのが一番よいのです。
タイトルの 「アイドルを探せ」 は、昔、シルヴィ・ヴァルタンやミレーヌ・ドモンジョ、シャルル・アズナブールが出演した映画 「アイドルを探せ」 のタイトルから拝借しました。菊池桃子の映画ではありません。この映画の原題は、文字通り 「Cherchez l’idole」 でしたが、この中で、シルヴィ・ヴァルタンが歌った歌の原題は、 「La plus Belle pour Aller Danser」 でした。そのまま訳せば 「ダンスを踊るための最も美しい女」 という意味になるのですが、歌の方は、映画のタイトルと同じ 「アイドルを探せ」 で売り出され、ご存知の通り、これが日本でも大ヒットしました。ところで、それと、これとは、何の関係があるのか? ということですが、歳をとると、懐かしのメロディーや思い出のメロディーが恋しくなるのと同様に、単に ”懐古” 以外の何ものでもありません。全く関係がないのです。敢えて、こじつけて言えば、「スイス旅行を、100倍楽しむためのお相手」 とでもなるでしょうか。そのお相手は、人とは限りません。
それでは、これから、もっと、もっと、“そんなバカな、ありえない!” ということが起きてきますが、我慢できましたら、おつき合いください。