コマNo.1 → コマNo.2

拙著「スイスの秘境を訪ねる旅」(山と渓谷社刊)に掲載のヴェルザスカの谷に点在する素朴な村巡りについては、既にこのサイトにアップしてありますので、これからはシリーズものとして、その続編を掲載していきます。ただここで“秘境”と呼んでいる場所は、電車やバスなどの交通機関が全く通っていない深山にある村や地域というわけではなく、旅行会社のツアーではなかなか行かないようなマイナーな地域や村を意味しています。NEXT >>

コマNo.3 → コマNo.4

ロヴァーナの谷巡りはマッジアの谷から入り、チェビオで枝分かれし、最奥のボスコ/グリンの村を目指します。アプローチとしては、先ずロカルノ駅前からバスに乗りチェビオの村まで行き、そこでボスコ/グリン行きのバスに乗り換えます。ロカルノからは一時間半くらいかかります。ティチーノ州では一般的にイタリア語が日常会話に使用されていますが、このボスコ/グリンの村は、珍しくドイツ語が常用語として利用されています。NEXT >>

コマNo.5 → コマNo.6

バスは急な山道を登り、深い谷沿いの道を行くと、やがて美しい教会のあるロヴァーナの村が見えてきます。ここは小さな集落ですが、時間があれば寄ってみましょう。そしてさらに小さな村を抜け45分くらいバスに揺られると、谷の最奥にあるボスコ/グリンに到着します。ボスコ/グリンはティチーノ州では一番標高が高い村です。この村の歴史を少しひも解けば、13世紀にヴァルサーと呼ばれるヴァリス地方からの移民が住み着き、 NEXT >>

コマNo.7 → コマNo.8

左の写真は、素朴ながらとても美しいボスコ/グリンの村の入り口です。そして教会の裏の坂道を下って行けば、一階が石造りで、二階、三階が木造の可愛らしい博物館があります。館内にはバルサ―が使用していた生活用具や衣装などが展示されています。牛小屋を連ねて城壁のようにした建物の間を抜けると、谷奥に向かって気持ちの良い牧草地が広がっていますので、少し散策していきましょう。NEXT >>