アルプスに通い始めたのは・・・

私がヨーロッパアルプスに惹かれたのは、恩師である近藤 等先生の影響です。
先生の名は、山が好きな方なら知らない人がいないほど有名ですから、詳しい紹介は避けますが、W大学の名誉教授であるとともに、モン・ブラン、アイガー、マッターホルンは勿論のこと、アルプス120余峰に登られた有名なアルピニストでもあります。
ご著書には 『アルプスの蒼い空に』 『アルプス 山と人と文学』 など多数ありますが、
本年 (2010年) 3月には 『わが回想のアルプス』 を東京新聞より出版されました。
授業では仏語を教えていただきましたが、私が仏語を好きになったのも先生の影響でした。先生は毎年のように、冬はスキーに、夏は登山にヨーロッパアルプスに出かけられていましたが、お帰りになると、折に触れアルプスに関する興味あるお話をしてくださいました。そんなとき、先生がそんなに毎年毎年行かれるアルプスって、一体何が魅力なのだろう? と思いましたが、結局、今は自分も同じようなことをしています。

一度行ったら病みつきになる初夏の山。