Astrantia major
セリ科
[アストランティア・マヨル] 半日陰の湿気のある草地や林の中などに生育する。根出葉は円形で掌状に3~5裂する。花冠は非常に繊細で乾燥感がありドライフラワーのよう。花の色は薄いピンク。標高:700m~2000m 花期: 6月~8月
Androsace alpina
サクラソウ科
[アンドロサケ・アルピナ] 高山の湿ったガレ場や岩の隙間などにへばりつくように生育する。葉は小さな卵形でロゼットとなり葉枕を形成。花柄は短く花弁は5枚、花の色はピンクまたは白。生育地:2400m~3000m 花期: 6月~7月
Rhododendron ferrugineum
ツツジ科
[ロードデンドロン・フェルギネウム] 学名よりアルペンローゼの名の方がよく知られる。エンツィアン、エーデルワイスと共にアルプス三名花の一つ。山の斜面や石がゴロゴロする草地に生育する。生育地:1000m~2500m 花期: 6月~7月
Rhododendron hirsutum
ツツジ科
[ロードデンドロン・ヒルスツム] 前述のフェルギネウムによく似るが、フェルギネウムは葉の裏面が褐色、酸性土壌を好むが、ヒルスツムは緑色で縁に繊毛がつき、アルカリ性土壌を好む。生育地:1000m~2500m 花期: 6月~7月
Gymnadenia conopsea
ラン科
[ジムナデニア・コノプセア] 日本でも見られるテガタチドリと同じ。日当たりが良い草原や草地などに生育する。葉は長い披針形で互生する。花は淡いピンクから紅紫で、総状花序で咲かせる。生育地:400m~2500m 花期: 6月~7月
Dianthus carthusianorum
ナデシコ科
[ディアントゥス・カルトゥシアノルム] 乾燥した草地や日当りの良い森の切れ目の草地などに生育する。葉は線形に近い披針形で対生する。花弁は5枚、色は鮮やかなピンクで散形花序で咲かせる。生育地:300m~2000m 花期: 6月~9月
Melampyrum arvense
ゴマノハグサ科
[メランピルム・アルペンセ] 半日陰となる森の中や湿った牧草地などに生育する。葉は細い披針形で対生。花は茎頂にクチバシ状の唇形花が密集。花の色は黄色と紅紫、上部に歯牙を持つ苞葉。生育地:800m~2400m 花期: 7月~9月
Lilium bulbiferumu
ユリ科
[リリウム・ブルビフェルム] 日当たりのよい山の斜面やヤブの中などにひときわ高く生育する。葉は細い披針形で、花は大輪、その鮮やかなオレンジ色からファイヤーリリーとも呼ばれる。生育地:600m~1500m 花期: 6月~7月
【 備考 】