マッターホルン北壁の写真

シュヴァルツゼー~ツムットハイキング

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1このハイキングコースは、黒い湖と呼ばれるマッターホルンの懐に位置するシュワルツゼー(湖)から歩き始める大変展望のよいコースです。
シュワルツゼーの湖岸に建つ白い小さな礼拝堂の裏手を左折すると歩きやすいゆったりとした下り坂となり、両側がフィールドエンツィアン、カンパヌラなどが一面に咲きみだれる道となります。
シュワルツゼー(湖)の写真
2ここはマッターホルンの北壁を頂としたスケールの大きな谷間です。
お天気がよければこんな形のマッターホルンの北壁をずっと眺めながら歩きます。
湖をスタートしてやや急な坂を1時間ほど下っていくと、やがてシュタッフェルの分岐に出ます。
マッターホルン北壁の写真
3 ここの分岐は、いま歩いてきた道の逆コースとなるシュタッフェルからシュヴァルツゼー、ツムット集落を経由してツェルマット、そしてもうひとつはツムットタールの奥深くに入り込み、ツムット氷河を眼前に見るシェーンビェールヒュッテへ行く道を表示しています。
ここでは道標に従ってツムット集落の方向に向います。
シュタッフェルの道標の写真
4ここからマッターホルンを見上げると馬の背のように背中が長く伸びていて、とても奇妙な格好をしています。
スネガやゴルナーグラートから見る美しく均整のとれたマッターホルンを想像していると、これが本当にマッターホルン? と思わず疑ってしまうことでしょう。
シュタッフェルの分岐の近くにはレストランがありますので、疲れたら休んでいきましょう。
シュタッフェルのレストランの写真 5ツムット集落への道標に従って、マウンテンバイクのサイクリングコースにもなっている歩きやすい道を下っていくと、やがて左手に細長い湖が見えてきます。
そして、しばらく湖に沿って歩いていくと、やがて素彫りのようなトンネルがあり、そこを抜けてさらに進めば前方に白い橋が見えてきます。
ここには分岐があり、左・ツムット集落という道標に従って左に折れて坂道を下っていきます。
そして小さな橋を渡ればツムットはもう目の前です。
ハイキングの写真

6また、この分岐で左に下らず、直進すればフーリのテレキャビン乗り場へ行くことができます。
もし、ここまで来て疲れたらフーリに出てキャビンに乗ってツェルマットヘ戻ることもできます。
写真は下の道でなく、上の道からツムット集落を見たところです。
ツムット集落の写真
7ツムット集落には民家が15~20軒ぐらい固まっており、村の真ん中あたりにレストランが2軒ほどあります。
とても静かで、昔ながらのアルプスのたたずまいを、いまなお色濃く残す小さな集落です。
集落の中は、道がカギ型に曲がっており、民家の間の路地を2~3回曲がれば、もう集落の出口に出てしまいます。
ツムット集落の写真
8上の写真はツムット集落のすぐ手前を歩くファミリーハイカーです。
ここはツェルマットの方から登ってきてもすぐなので、レストランはツェルマットから上がって来た滞在者やハイカーたちでいつも賑わっています。
また建物の壁面には、ゼラニウムやペチュニアの花がさりげなく飾られ、とても可愛らしいです。
ツムット集落の写真
9ここはとてもおしゃれで歴史あるカフェ・レストラン(Jägerstube Zmutt)です。
村を通り過ぎて振り返れば、村の上にマツターホルンの頭だけがひょっこりと顔を出しています。
しかし、今日はマッターホルンのヘルンリヒュッテに登り、そこから連続して下りてきたので、もうかなり日が落ちてきています。
午前中なら光線の具合が良くて、きれいな写真が撮れるのですが、残念、今日はもう逆光です。
ツムットのレストラン(Jägerstube Zmutt)の写真
10ここからはネズミ返しの家などが点々と建つのどかな道を行きます。
下からは子連れのハイカーがたくさん登ってきます。また道の両側には、紫がかった色の濃いハクサンフウロや、カンパヌラなどが咲いています。
美しい花々を愛でながらツムットバッハ(川)に沿って歩きやすい道を下って行けば、ヴィンケルマッテンを経由してツェルマットの教会に続く道に出ます。
ハイキングの写真
11この後はツェルマットの村へ向けてのどかな道を歩いていきます。
ヴィンケルマッテンに近づくと、前方にゴルナーグラート鉄道が林の切れ間から見えてきます。
ちょっと待てば列車の通過する光景が写真に撮れます。
ここまでくればツェルマットはもうすぐです。
ツェルマット山岳鉄道の写真

【所要時間】
シュワルツゼーからツムット村~ツェルマットまで約4時間(休憩時間などを含む)。

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