コマNo.1 → コマNo.2

2007年に山と渓谷社から「スイスの秘境を訪ねる旅」と題するガイドブックを出版し、その中でアッペンツェルで人気のゼーアルプゼーのハイキングコースを紹介すると、今ではネット上にたくさんのブログ記事や情報が投稿されるようになりました。
アッペンツェルはスイスの北東部に位置し、アッペンツェラーと呼ばれるハードタイプのチーズや、独特な切妻式屋根(写真)を持つ家などでよく知られています。NEXT >>

コマNo.3 → コマNo.4

道路の反対側にはエーベンアルプ(エベナルプ)へ上がるロープウェイの発着駅(写真)がありますが、エーベンアルプへはまた後で上ることとして、駅で降りたら車道に出て道標に従って7~8分ほど歩きます。やがて道路の左手にホテル・アルペンローゼが見えるころ、道は未舗装の緩い登り坂になり、車は進入禁止となります。この道をさらに20分ほど歩くと、やや急な登り坂になり、両側が低い岩壁に挟まれた切り通しを抜けていきます。NEXT >>

コマNo.5 → コマNo.6

また、湖の左手にある小さな丘の上には、木々に囲まれたおしゃれなホテル・レストラン「ベルグガストハウス・ゼーアルプゼー」が建っています。ここはまだハイカーも少なく、ましてや夏も早い時期の初夏(6月初)に訪ねれば、辺りは鳥の鳴き声と木々のそよぎ以外何も聞こえない静寂そのものです。おしゃれなテラスで美しい湖水を見ながら食べる食事やデザートは格別美味しく、まさに深山の❝湖畔の宿❞といった雰囲気です。 NEXT >>

コマNo.7 → コマNo.8

細い道ですが、レストランの横から緩い斜面を登っていくコースがあります。しばらく明るく開けた牧草地を進みますが、キンポウゲ、キバナノアマナ、サクラソウなど、道の両脇に咲く高山植物を見ながら小高い丘に登り、振り返ればゼーアルプゼーが美しく見えます。さらに左手にエーベンアルプを見ながら草原を行けば、やがて緩い下り坂になり、白いラヌンクルスやキンポウゲが川のようになって咲き乱れます。NEXT >>