アルニカ・モンタナの薬効

植物には薬効のある草花がたくさんあります。
比較的高山に生育し、日当たりの良い岩場や礫地に多く咲くアキレア・モスカタという高山植物が胃腸薬としての効能があるということは、既に当サイトの他のページでご紹介しました。
葉にはジャコウに似た芳香性があり、それを液体化してお茶のようにして飲むと、胃腸の調子が悪いときなどは、症状がやわらぎます。
実際に「Iva Wine」という呼び名で、瓶詰めにして売られています。
下の写真はよく知られたアッペンツェルにある薬草を売るお店です。この地の特徴である切妻式の屋根で、小窓をたくさん持った大変おしゃれな建物ですが、前面の壁一面に薬草の絵が描かれています。
スイスの野山を歩いているとよく見かける花にアルニカ・モンタナArnica montana(写真)があります。
ウサギギクに似た黄色い花ですが、この花にはいろいろな薬効があります。
この花は何百年も前から、痛み、炎症、出血、打撲など、あらゆるケガに適応するとされ、多くの人たちに愛用されてきました。

薬草の絵が描かれた写真