◆ゲーテとモーツァルトが見たすみれは?

高校時代のクラスメートの白石敬子さんと白石隆生さんの“歌とピアノによるチャリティーコンサート” が日本福音ルーテル小石川教会でありました。

プログラムはヘンデル、モーツァルト、シューマンなど15曲。敬子(ひろこ)さんは日本人として初めてウィーン国立歌劇場の専属歌手となり、日本を代表する国際的なオペラ歌手ですので、いつも大きなホールでばかり聞いていますが、この日はすぐ目の前で歌うその迫力に圧倒されました。左の写真はゲーテの詩にモーツァルトが作曲した「すみれ」を歌う敬子さん。
隆生さんのピアノと、優しく語りかけるような解説に独語ながら歌に酔いしれました。

[すみれ] のストーリー

誰にも気づかれずに一本の愛らしいすみれが草原に咲 いていた。
数ある花のなかで、もしも私が一番きれいな 花だったら、愛らしいひと
がきっと私を摘み取って、そっ と胸に押しあててくれるだろうに。
そこに若い羊飼いの娘がやってきて踏みつけてしまった。
すみれは倒れて死んでしまったが、それでもまだ嬉しそ うだった。

私が死んでもそれはあのひとのせいで、あのひとのせ いで・・・。
あのひとの足もとで、死ぬんだから・・・と。
かわいそうなすみれよ!それは愛らしいすみれだった!