春を知らせるツクシンボウ

昔は、お天気のよい日に、春の野に出れば土筆ん坊がたくさん見られました。
しかし最近の都会では、身近な生育地である空き地などが少なくなり、かつ、道路もほとんど舗装されてしまいましたので、なかなか見つけるのが難しくなってしまいました。
こどもの頃、ツクシンボウの茎をいっぱい摘んできては、お醤油で煮て食べたことが懐かしく思い出されます。
スイスなどでも、日本と同じようなスギナ (エクイセトゥム・アルウェンセ Equisetum arvense) が見られるのですが、もう少し高い亜高山に登りますと、ちょっと変わったツクシ(スギナ)が見られます。
このツクシの名前は、エクイセトゥム・シルワティクム Equisetum sylvaticum といい、早春の4