リルケとバラの花

5月に入るとバラの花が美しい。
首都圏での近間では、東京北区にある旧古河庭園や鎌倉文学館、箱根ガラスの森などのバラが、周りの雰囲気と相俟って、とてもロマンティックに咲いています。
スイスでは5月の第2日曜日にもなると、駅構内や街中にある花屋さんで、多くの若者たちがバラの花を買っている姿をよく見かけます。
若い女性が母の日のプレゼントでお花を購入している光景は日本でもよく見られるのですが、大きな図体をした若い男の子たちが帰宅途中に花屋さんに立ち寄ったり、一本のバラを手に携えて歩いている姿を見ると、思わずほのぼのとした気持ちになってしまいます。
スイスでバラの花といえば首都ベルンやラッパーズヴィルにあるバラ公園がとても美しいのですが、やはり思い浮かぶのはプラハ生まれの詩人
ライナー・マリア・リルケのことです。