ラ・ヌーヴヴィルの町
1 ラ・ヌーヴヴィル(La Neuveville = 独語では Neuenstadt)の町はベルン州にあり、先述のビール/ビエンヌの町と同様にスイスにおけるドイツ語圏とフランス語圏の境界辺りに位置します。
アプローチとしては、ベルンから行くとすると、ビール/ビエンヌ乗り換えで約1時間弱、またヌーシャテルからは
15分くらいです。
*PCでは文頭に振られた番号順にご覧願います。
2 この町も1310年頃にバーゼルの司教によって造られました。小さいながら中世に栄えた歴史深いアルトシュタット(Altstadt=旧市街)が残されています。
ラ・ヌーヴヴィルの駅を降りると目の前には郵便局があり、その前のポール通りを左手に進めば5~6分ほどで旧市街の前に出てきます。
上と下の写真は、こじんまりとした質素なラ・ヌーヴヴィルの鉄道駅です。
3 ラ・ヌーヴヴィルの町は美しいビール湖のほとりにあります。
お天気の良い日には対岸の上に雪をかぶったアルプスが白く連なり、岸辺では日光浴をしたり、バーベキューをしたりするたくさんの家族連れで賑わいます。
ヌーシャテル湖やこのビール湖の湖畔には小さいながら可愛らしい村がたくさんありますので、ぜひ一度近隣の村巡りをされることをお奨めします。
4 湖岸からちょっと突き出した丘の上には、景観が大変素晴らしいと人気の高いホテル:ジャン=ジャック・ルソーがあります。
近隣には短期間ながらジャン=ジャック・ルソーが滞在した場所もあります。
また、白い帆を広げたヨットが湖面を滑り、湖畔には白鳥が遊んでいます。
ラ・ヌーヴヴィルの主要産業は時計とワインで、ユラ山脈が湖へと緩やかに収束してくる斜面にはブドウ畑が広がります。
5 下の写真は城塞の入り口のようになっている市の門 ( City gate ) から見たラ・ヌーヴヴィルの旧市街の光景です。
この門を潜って旧市街に入っていきますが、南北を貫くように湖岸から山の手に向かって全長100mほどのマルシェ通り(Rue de Marche)が延びています。
6 スイスの旧市街を訪ねるとよく見られる噴水(Fontaines Des Bannerets)と騎士像です。
手前の方に一つ、奥の方にもう一つの像が立っています。
また、後方の山の手(北方向)に見えているのは「Tour Rouge」と呼ばれる赤塔です。
さらに上の高台に登れば13世紀に造られた古城もあります。
7 湖側から緩い登り坂になったマルシェ通りを登ってくると町の中心地に入り、その先でトゥール通りに続きます。この町のランドマークともなっている赤塔はそこに立っています。
塔は時計塔にもなっていて、色合いやデザインがなかなかおしゃれです。
左の写真は騎士像の支柱に描かれたラ・ヌーヴヴィルの紋章(Coat of arms)です。
騎士像の近くには観光案内所がありますので、この町のブローシャーをもらって観光すると、より理解が深まります。
近くには歴史博物館もありますので、寄ってみるとよいでしょう。
8 下の写真の左手に見える i のマークの看板が観光案内所のオフィスです。
また、マルシェ通りの真ん中には細い溝が掘られており、常時清い水が流れています。
9 山の手にある門は赤塔「Tour Rouge」と呼ばれますが、下手(湖側)の塔は「Tour de Rive」岸の塔と呼ばれます。
10 旧市街を囲むカラフルな家々の屋根裏部屋にはちょっと変わったひさしが付けられています。
11 ラ・ヌーヴヴィルは塔の多い町ですが、下の写真は塔を持ったチャイニーズレストランの「Le Tonneau」です。
12 この町には「Restaurant du Marché」など、美味しいレストランがいくつかあります。
「Restaurant du Marché」はフランス料理とトルコ料理が有名で、下の写真の左下に見えるお店です。場所はバナーレット噴水(騎士の像)のすぐ目の前です。
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写真はお魚とポムフリッツに、マッシュルームを煮込んだ味わいのあるソースをかけたお料理です。スイスの食事は一般的に塩味が強く、口当たりは美味しく感じるものの、高血圧などの生活習慣病に病む中高年には気になるところです。
シェフに言って薄す味に調整してもらうとよいでしょう。
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