フェルナウ ~ スルツェナウヒュッテ ~ グラバアルム ハイキング
Fernau ~ Sulzenauhutte ~ Grabaalm Hiking
Illustrated by Kojima
インスブルックからノイシュティフトを経由してムッテルベルクアルムまでバスで行く。車窓から見る景色が大変美しいフルプメスまで電車で行き、そこからバスに乗り継いでもよい。
ロープウェイの中間駅フェルナウで下車
やや右手の上にあるドレスドナーヒュッテで飲み物などを購入し、トイレを済ませたら少し下り、小さな橋を渡りパイルヨッホに向けて登っていく。
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インスブルックを出た時は曇り空だったが、途中から雨が降り出し、ガスも出て視界が悪くなる。ただ雲は厚くないので、ヨッホに向けて登っていくことにした。逆コースで下ってきた人達。
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歩き始めは小さな砕石の多い緩い登りだが、次第に岩の上を伝って歩くような急登になる。15分ほど登ると二方向へ分ける分岐に出る。左へ行けばグローサー・トゥレグラーへと登る道。
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どちらもスルツェナウヒュッテへ行くが
ここではパイルヨッホを経由して行く。右側が大きく切れ落ち、岩に固定ロープがはられた滑りやすい道を、大きな岩を伝って登って行く。
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かなりな急登であるが僅かな区間。晴れた日なら問題ないが、雨が降っている日は滑るので注意が必要だ。15分くらい登れば、やがて十字架の建つ似非ピークに立つ。ここは頂上ではない。
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ここからは左方向に緩い稜線を登り、さらに岩の上を伝って少し右へ下る。すぐに視界が開け、今までの岩のごろごろした歩き難い道が、平石でステップを切った歩きやすい道となる。
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ガスがますます深くなってきて展望がきかない。岩に描かれた赤と白のペイントを辿って15分ほど行けば、いくつもケルンが積まれた広い場所に出る。晴れていれば展望の良いところだ。
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15分程大きな石の上を伝って行くと氷河が望め、パイルヨッホ(2676m)の頂上に出る。下の道標にはBeiljochとあり、ここにはPeiljochと書かれているが、BeiljochはAliasである。
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晴れていればツッカーヒュートルなどが望める。ここから氷河に向けて一気に下るが、氷河の直ぐ脇を通るワイルドコースと、やさしいノーマルコースがある。(氷河の様子は左の動画を参照)
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氷河を抜けたら左手に大きな岩山を見ながら川に沿って下って行く。コースは一転、歩きやすいアルムとなり、右手には小さいながら美しい湖があるので、時間があればぜひ寄って行こう。
後方を振り返れば迫力ある氷河が美しい。ただ近年の地球温暖化により氷河もずいぶん後退してしまっている。やがて前方に目指すスルツェナウヒュッテが小さく望めるようになる。
ヒュッテはこちらから見ると平地に建っているように見えるが、実は断崖の上にちょこんと乗っていて向こう側は切れ落ちている。展望もよいので、軽食や喫茶などを取り小休止していこう。
ヒュッテを後にして左手の急な斜面を下ると、再び開けたアルムに出る。のどかな歩きやすい道である。そしてその先の森林限界に入る手前にはスルツェナウアルムのレストランがある。
レストランの前庭や建物の壁面には、とても面白い木彫りの彫刻がたくさん飾ってある。近隣の木材を活用したものだが、どれも驚くほど上手に造ってあり、感心してしまう。
林の中に入り、歩き難い長いジグザグ道をくだると、やがて荷揚げ用のロープ小屋が右手に出てくる。この辺りには亜高山に生育する高山植物がたくさん咲いていて目を楽しませてくれる。
人が一人やっと通れるような細い道を下って行くと、滝の流れる音が聞こえてくる。近くにグラバフォールがあり、滝のすぐ側まで行かれる道もある。ここは滝に行かずバス停へと急ぐ。
大きなグラバの滝へ下りる道を右に分け、さらに下って橋を渡れば、出たところがグラバアルムのバス停である。バスの最終便は早いので、事前によくご確認の上、お出かけください。
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人が一人やっと通れるような細い道を下って行くと、滝の流れる音が聞こえてくる。近くにグラバフォールがあり、滝のすぐ側まで行かれる道もある。ここは滝に行かずバス停へと急ぐ。
大きなグラバの滝へ下りる道を右に分け、さらに下って橋を渡れば、出たところがグラバアルムのバス停である。バスの最終便は早いので、事前によくご確認の上、お出かけください。
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このハイキングコースはオーストリアのインスブルックから電車やバスで行くシュトゥーバイタールにあります。晴れていれば展望も良く、迫力ある氷河の末端を歩く楽しみもあります。
なお、コンテンツは2000年、2012年の記録に基づいています。
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動画は音声を調整してご覧願います。
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