シャンボール城 Le Château de Chambord 絵: Misakott
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1パリは華やかで美しく、見るところには事欠きませんが、この頃は年のせいか車や人の忙しい町中を歩いているだけで疲れてしまいます。
もっともお金がたくさんあり、サントノレ辺りで思い切り買い物でも出来るなら、また話は別なんでしょうが…。
そんな訳で、今回は静かな田舎町を求めて、車を飛ばし日帰り観光出来るフランスのロワール地方へ行ってみました。
クロ・リュセ館の入口
相も変わらぬパリ市内の渋滞を抜けると地平線まで続く一面の菜の花畑、そして高速道路の左右に見える高貴な色の桐の花。さらに白、ピンクのプラタナス、なんと美しい景色でしょう。
あっと言う間に150㌔ぐらいを突っ走り、「シカや動物に注意!」という道路標識が立つ林と河に囲まれたロワール地方に着きました。
フランスのほぼ中央に位置するロワール地方は、ロワール河が流れる温暖で豊かな中世の町です。
一時はここを首都にしようと考えられた時もあったと言われます。この周辺だけでなんと数百のお城があるといわれます。
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写真はレオナルド・ダ・ヴィン チが晩年を過ごし、息を引き取った館です。外部から見ると何でもないような建物ですが、訪れる人は大変多いです。
アンボアーズ城の近くにあり、フランソワ1世が幼年時代を過ごしました。そして晩年のダ・ヴィンチを呼び寄せ、住まいとして提供していました。
クロ・リュセの館
3館の中には科学者でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチにより数々の設計図が残されています。それをIBMが再現し、展示されています。
クロ・リュセの前庭より
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フランソワ1世が狩猟用に利用したと言われるロワールで最大のお城です。
中を見学すると、上りと下りが交差しないように造られた「らせん階段」は見事です。
フランソワ1世の狩猟用の城
5 写真は鏡のように澄んで、悠々と流れるロワール河のほとりより、美しくたたずむアンボアーズ城を望んでいます。
アンボアーズ城
6ロワール河の支流シエール川をまたぐように造られた美しい女の城です。
Chenonceau シュノンソー城
7日本流に言えばひんやりとした杉林の参道を通り抜けると、美しい神社が現れた。
ここではプラタナスの木が植えられた道を行くと、突然美しいお城が目の前に姿を現した、という感じです。
Chenonceau シュノンソー城
8ヴェルサイユ宮殿はここではありませんが、このシャンボール城はヴェルサイユ宮殿を真似て造られており、ルネサンスの影響が大きいです。
ヴェルサイユ宮殿
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ダ・ヴィンチが、このクロ・リュセの館からスケッチをした絵が残されています。
下の写真はスケッチをした同じ場所の階上から見た景色です。よく似ていて、今なお当時の面影を残しています。