レマン湖畔を巡る、コぺ、サン・プレ、モルジェ


ヴェルビエに泊まっていて今日は雨、ハイキングをあきらめて、急遽、低地の観光に切り替える。コペ、ニヨン、サン・プレ、モルジェとレマン湖畔の町を歩き回る。残念ながら時間がなくなり、レザンには寄れなかった。コペの駅は無人駅、駅のトイレも大昔の日本式。駅前には本当に何もなく、ただ左手にこんもりした森が見えるだけ。

それに沿って緩い下り坂を下りていくと、すぐ左手に薄いオレンジに近いピンク色をしたコペの館が目に入る。ここはネッケル大臣の住まいだった。10時から18時まで開館しているので、ぜひ中を見学していこう。 (注)ただし、12時から14時までは休みなのでご注意。


コペの館
 

コペの古い街

コペの館の見学が終わったら、館の前の道をそのまま湖畔の方へ下っていく。しばらく歩けば、湖畔を巡る車道に出る。この道路沿いには古い石造りの建物がたくさん建っている。

そしてこの建物の裏はもう湖。レストランはこの通り沿いに2軒ある。右の写真のHOTEL D'ORANGEは、入り口近くがバーみたいになっていて、ちょっと見すると怖くて入りにくい。

しかし、奥の方にレストランがあり、魚や貝類を使ったお料理が大変おいしいので、時間があったら、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

 



オテルドランジュ


村の正面門
 

正面門の裏側

次にサン・プレの村であるが、入り口となっている頑丈そうな門をくぐると、その向こうはもう中世の世界。ちょっとベルンの先にあるムルテンを小さくしたような感じの村だ。 小さな村だが、なかなか趣のある村で、古い町並みを抜ければもうそこは湖畔、美しいレマン湖畔に、若者、お年寄りが涼を求めて木陰に座っている。

 

古い村の入り口門から外をのぞけば、緑と塔が美しい。

 

ニヨンにはニヨン城と呼ばれているお城があるが、今はちょうど修理中、残念ながら、その美しい姿を見ることができなかった。城の中から見る景色は素晴らしいのであるが、そこにも入れなかったので、古い家々の屋根が連なる素敵な写真は撮れずじまい。

ニヨンでもうひとつ有名なのはニヨン焼き。近くにある陶器美術館に立ち寄って名品を鑑賞してみよう。


工事中のニヨン城
 


ニヨン城と中世のたたずまい
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