* 下の案内文に、リンクがはってある部分にマウスを乗せると、小さな補足画像が表示されます。
(1)ここは美しい
サースフェーの村である。この村はずれから発着しているロープウェイに乗り、先ずフェルスキン(2997m)まで上がる。そしてそこから上の写真に見られるような氷河の上を歩き、ブリタニアヒュッテまで行く。
道は氷河の上に残雪がある緩い登り坂だが、フェルスキンからヒュッテまでの所要時間は45分くらいである。
(2)夏も7月の早い時期には残雪が多い。逆に雪が溶け始めるころは落石も多いので、十分気をつけていただきたい。ここを歩くなら、ブルドーザーでコースが整備された後の8月に入ってからの方が安心だ。
コース幅は広いが、標高は3000mを超えてくるので、お天気の悪い日は絶対に避けていただきたい。
(3)フェルスキンからは、さらに上のミッテルアラリン(3456m)に向けて
高速地下ケーブルが運行されているので、先に、そちらの展望台に上がってから、戻って来てヒュッテへ歩くとよいだろう。
(4)ミッテルアラリンでは、たくさんの人が
サマースキーを楽しんでいる。展望の良い回転レストランもある。
(5)ブリタニアヒュッテでは、氷河やミシャベル山群などの美しい景観をゆっくり楽しんでいこう。また運がよければ、切り立った岩の上に、
ゲムゼ(カモシカ)が見られるかもしれない。
そしてヒュッテの下にある道標に従って、
氷河の上に残雪があるコースの上をプラティエンに向かって下っていく。
真夏でお天気の良い日なら雪も表面が少し緩んでいるので、かえって歩きやすい。
(6)ただし、山歩きの初心者や脚力に自信のない方は、ここからは危険な場所がいくつかあり、コースも長いので、往きに来た道を通ってフェルスキンのロープウェイ乗り場へ戻ろう。
(7)氷河上の道をやり過ごすと、しばらくガレ場が続き、その後は大きな岩が積み重なったアップダウンの道を行く。
(8)やがて右手後方に小さく、
マットマルクゼー(湖)が望める場所に出る。そしてさらに、右下に深い谷底を見ながら山腹を巻いて歩いていく。
(9)途中、美しい高山植物も見られる。道は広くないが、ヒュッテを出て一時間半くらいすると、やがて道は歩きやすい下り坂になり、前方にプラティエンのロープウェイ乗り場が見えてくる。
(10)プラティエン(2570m)からはロープウェイに乗ってサースフェーの村はずれに下ることができる。
(11)まだ元気が残っている方はロープウェイに乗らず、歩いてサースフェーまで下るとよい。上の地図に記載した①、②のどちらのコースもサースフェーの村はずれに出る。
(12)ただし両方とも、コースのほとんどが展望のない林の中を歩くので、つまらないと感じるかもしれない。
(13)サースフェーでのその他のみどころとして、毎年夏に
美しい民族衣装を着た村人たちのパレードがある。
(14)サースフェーにはいろいろなハイキングコースがあるが、レンクフルーからシュピールボーデンを歩くハイキングコース途中では
可愛らしいマーモットを見ることが出来る。