ラウヘルンアルプ ~ ファフラーアルプハイキング
ラウヘルンアルプ ~ ファフラーアルプハイキング
ゴッペンシュタインからバスに乗りレッチェンタールへ向かう。この谷も、よくスイスの秘境と呼ばれているが、今ではずいぶん開けてしまった。日本の秋田県の“なまはげ”のような面をかぶり、村内を歩き回る習俗がある。
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バスは10分ほどで、この地方の習俗などをたくさん所蔵した博物館のある村:キッペルに到着する。さらにその先のヴィラーという小さな村まで行き、そこで下車。ラウヘルンアルプへ上がるロープウェイに乗る。
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ラウヘルンアルプのロープウェイ駅に到着すれば、レストランがある。トイレをすませ早速ハイキングを始めよう。ここからはいろいろなハイキングコースが延びているが、道標に従ってファフラーアルプを目指す。
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ロープウェイ駅を降りてすぐ右手に折れてファフラーアルプヘ向かうコースもある。しかし、できるだけ高度のある上の道を行った方が展望がよいので、集落のある上の方に直進して、緩い坂を登っていこう。
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前方にはホッケンアルプホルン、サックホルンが、振り返れば、ヴィラーホルン、ビエッチホルンが、足元にはキンポウゲやリナントゥスの群生が美しい。途中から左に登って行けばレッチェンパスを経由してセルデンヘ続く。
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上の方にスイス国旗のたなびくレストランが見えるが、ゆっくり右に折れ、舗装のしてある道を登っていく。このコースはゆっくり歩いても4時間くらいなので、素晴らしい展望を楽しみながら、のんびり歩いていこう。
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舗装道路が鋭角に曲がる突き当たりに、道標がある。写真のように緑のベンチが置いてある。晴れていれば、目の前にはビエッチホルンなどが屏風を広げたように連なる。ここからハイキング道へ降りていく。
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下のハイキング道に降りたら、細い道を左に進み、カールの方に向かって歩いていく。この辺りは初夏にはまだ雪が多く残る。小川が流れ、小さな木の橋を渡って、逆U字を描くように巻いて歩く。高山植物も多く見られる。
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右下がりの草地の斜面につけられた道を、素晴らしい景色を見ながら進む。
下方にはロープウェイの駅前から延びるもう一つのコースが走っている。道がやさしいので、そちらの方が多くのハイカーが歩いている。
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時々、ファフラーアルプの方からもハイカーが歩いてくる。このコースはラウヘルンアルプの方から歩く方が、ほとんど下り坂となり、楽である。また、歩く時間にもよるが、こちらからの方が、山に当る光線の具合がよい。
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途中での休憩時間の取り方によっても違うが、歩き始めて約1時間でヴェリッツアルプ(2099m)の集落の入口に到着する。 ここは下から登ってくる舗装道路ともつながっているので、乗用車も入っている。
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ここはこのコースで一番絵になるシャッターポイントである。小さなカペルがあり、背後にはブライトホルン、シンホルン、レッチェンリュッケなどがとても美しい。 ぜひ時間をとって写真撮影していこう。
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小休止したら、さらに先へ進もう。レッチェンリュッケから流れるランググレッチャーがどんどん大きく見えるようになる。 V字にえぐられた左の棚の上には、米粒のように小さくホランディアヒュッテが望める。
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やがて道は林の中に入り、やや歩きにくいコースとなる。林床にはショウマやマルタゴンが美しい。ここから次の集落であるテリアルプまでは30分くらい、目指すファフラーアルプまでは1時間30分くらいである。
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林の中の道を抜けると、やがて下方にテリアルプの集落が見えてくる。ここには小さいながらレストランもあるので、食事をとるもよし、お茶を飲んだり、グラッセを食べるのもよし。ここからブラッテンの村へ下る道もある。
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一休みしたらレストランの入口にある道標に従って歩き始めよう。レストランの前には小川が流れており、川に沿って右に下っていけば、ブラッテンの村へ出られる。ファフラーアルプへは、小さな橋を渡っていく。
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再び森の中へ入り、10分ほど歩くと、緩い登り坂を上がったところに、とても美しいシュヴァルツゼーがある。湖面に映る雪山が美しい。ここからも右へ折れればブラッテンの村へ下ることができる。
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暫し、湖と森林と雪山という贅沢な景色を堪能したら、ふたたび林の中の道を行く。 展望はないが、フィトンチッドがいっぱいの涼しい山歩きだ。高度はどんどん下がり、近くに人の気配が感じられてくる。
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林を抜けると、パッと視界が開け、小さな池の前に出る。この近くには老舗ホテル・ファフラーアルプがあるので、車も入ってこられる。 駐車場にも近いので、近隣を散策する子供連れのファミリーに出合う。
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のどかな、平坦な道をさらに進めば、やがてファフラーアルプ(1795m)の道標に出る。 ここから、ポストバスが発着している駐車場までは、もう10分ほどである。途中からショートカットして駐車場に向かう。
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ここはレッチェンタールの最奥であるファフラーアルプの駐車場。ここからポストバスに乗って帰るのだが、乗り損じのないよう、予め最終便はよく調べておこう。 ここには、キオスクやトイレもある。
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