また、スイスの停車ホームには通常、日本のように次の駅名を表示する看板がありませんので、下車する際はちょっと心配ですが、大抵は列車の中で社内放送が入りますので言葉がよく理解できなくても、ちょっと注意していれば間違うことはないでしょう。
英語の場合はあまり問題がないと思いますが、独語圏では、“ネクスト ハルツ ベルン” とか、仏語圏では “プロシェン ナレ ベルン”という放送がはいります。またトーマスクックの時刻表や、SBB(スイス国鉄)のホームページからプリントした時刻表などを手持ちしていれば、時刻からみて“そろそろ目的駅に着く頃だな”と分かるでしょう。それに今ならコピーなど持っていなくてもスマホでSBBのHPを閲覧すればよいですね。
電車は割合停車時間が短かいうえ、発車ベルも鳴らずに、すぐ発車してしまいますので、降りる時は予め早めに靴を履いたり、荷物をまとめたりしておくと慌てないですみます。
写真は列車の扉です。戸が閉まっている時は右脇にあるボタンを押して開けましょう。逆に列車から降りる時は列車が完全に停まったら車内側のドアについたレバーを押して戸を開けましょう。
また乗降客の少ない地方や山の中に入ると、列車の停車がリクエスト(*)になっているケースがありますので、そういう場合は日本でバスを降りる時のように、次の駅の手前で、予め”押しボタン” を押しておきましょう。
*リクエスト・・・乗降客が少ない駅ではお客から要求があった場合のみ停車します。
ボタンの側には、英語で「Stop on request」、仏語では「Arrèt sur demande」と書いてあります。
幹線となる列車は通常、例えば毎時15分、45分というように発車時刻が固定されていますので、スイス旅行では、乗り遅れた場合なども慌てず、次の電車に乗ればいいや、くらいの“のんびりさ”を持つようにするとよいでしょう。
上の写真は、キップの自動発券機です。
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