山歩きでは自分のペースを守って

スイスのポピュラーなハイキングコースを歩いていると、３０人は優に超えると思えるほど大きな団体のツアーによく出会います。
添乗員と思しき人が先頭を引っ張っていて、大体その周辺に３～４名のハイカーがついて歩いています。
そして後は、列が縦に長く延び、気の毒にも、最後の方を歩いている４～５名は、前の仲間に遅れないように脇目もふらず必死になってついています。
大きなグループで歩いていますと、みんなの脚力、技術、山歩きの経験などが同一ではありませんので、どうしても列がバラケてしまいます。
一般的に言って、自分より体力や技術が上の人ばかりのツアーの中に入ると疲れやすいし、自分より足の遅い人が一人でもいると、何となく心に余裕ができ、疲れないものです。
他のスポーツなどでも同じかと思いますが、特に山歩きでは自分のペースを乱されると思いのほかに疲れますので、あまり他人のことは気にせず、