スイスやチロルの山をハイキングしていると、素晴らしくきれいに見える山や景色、珍しい花に出合うことがよくあります。
そんなとき、あっ、写真に撮っておこうかな、と思うのですが、たまたまカメラをザックにしまったままで取り出すのが面倒だったり、時間に追われていたりすると、「 まぁ、いいや、また後で、もっと良い景色が出てくるだろう 」と、パスしてしまうことがあります。
ところがその後、急に雲や霧が出てきたり、雨が降ってきたりして、美しい山が見えなくなってしまったり、美しく傷んでいない花が二度と出てこなかったりして、皆さまも「 あ~あ、あのとき撮っておけばよかった 」 などと後悔したことがあるのではないでしょうか?
私がスイスなどに行っていた初期のころは、フィルムカメラしかありませんでしたので、撮れば撮るほどフィルム代はもちろんのこと、現像、焼付けなどでお金がすごくがかかっていました。
しかし、今はデジタルカメラですから、失敗して
もすぐ撮り直しができるし、削除することもできます。それに何よりも記憶メディアの価格がすごく安価になり、かつ容量も大きくなりましたので、1000枚でも2000枚でも撮影して持ち帰ることが可能になりました。
さらに一昔前のコンデジに劣らないほどの解像度があり、持ち運びも便利なスマホのカメラもあります。折角の撮影タイミングを失したり、撮り損じなどで後悔しないよう “保険”をかけておく、という意味からも、旅先では、写真はできるだけ撮れるときに撮っておく、ということを鉄則といたしましょう。
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