スイスの国土は日本の九州くらいの広さしかありませんが、当然ながら東部、西部、南部、北部、標高などにより、それぞれの観光地の気候は大きく変わります。
それは、晴天か、曇天か、雨天かなど、その日の天候によるところが大きいのですが、南部に位置するルガノやロカルノ、ベリンツォーナ辺りを真夏に訪ねると、頭がクラクラするほど暑く、とても観光どころではないと思える日がよくあります。
また、北の方にあるから涼しいだろうと、同じく真夏にアッペンツェルなどを訪ねると、ここには高い山が余りありませんから暑くてたまりません。
どちらも気候のよい春や秋に訪ねれば、とても過ごしやすく魅力的な町なのですが、冷房設備がほとんどないスイスでは、真夏だけは避けた方がよいでしょう。
グリンデルワルトやツェルマットなどのメジャーな観光地の状況は、地元の観光局や旅行会社、あるいはいろいろな方が掲載しているホームページやブログなどを参考にすれば大体の様子がつかめ
ます。
しかし、マイナーな地区の状況は、1~2回しか行ったことのない人が掲載しているHPや、掲示板などへの投稿情報をそのまま信じるとひどい目に遭いますので要注意です。
写真にあるアローザの村もその例にもれません。たった一回行ったきりで、全てを理解したかのようにその感想を書いているサイトが見受けられますが、ここは標高が高いので、7月はまだ閑散、8月にならないと村が賑わってきません。
かなりメジャーなサースフェーも7月末から8月でないと賑わいませんね。どうせならその地区の一番よい時期に訪ねていただきたいものです。
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