スイスを個人で旅行しているとき、電車の中から魅力的な村や町などが見えると、思わず途中下車して散策してみたくなります。
そんなとき、スーツケースなどを携えていると、荷物が邪魔で、ついついパスしてしまうことが多いと思います。スイスなどでは余程小さな村でない限り、多くの駅にはコインロッカーがありますので、そこに預けて出掛ければ、身軽に散策を楽しむことができます。
それに、もしコインロッカーがなかったり、あっても全部いっぱいで空いていなかったら、駅員に尋ねれば大抵の駅で預かってくれます。
もちろん有料ですが、コインロッカーの場合も、駅舎に預かってもらう場合も、通常は5~6CHFぐらいかかります。
私はこれまで小さな村をたくさん訪れていますが、駅によっては、駅員が“いいよ、そこの隅っこの方に置いておけ”といって無料で預かってくれることも何度かありました。
“えっ、5~6CHFも取られるの、それは高過ぎる”と思われる方もいると思いますが、それと引き換えに、もし素晴らしい景色や由緒ある旧市街などが見られれば、安いものでしょう。
写真はフィスプの駅にあるコインロッカーです。
フィスプは大きな町ですから、写真のように、大小のたくさんのロッカーが設置されています。料金はもちろん大きいロッカーと小さいロッカーでは違います。
なお、コインロッカーでなく、荷物を駅舎に預ける場合、留意していただきたいことがあります。
それは、小さい駅では、夕方早くに窓口を閉めてしまい、駅員も帰ってしまうことがよくあるということです。
下手したら翌朝まで荷物を引き取れないということもおきますから、駅舎に預ける場合は、窓口を閉める時間も予めよく聞いておきましょう。
また、当たり前のことですが、貴重品は預ける荷物には絶対に入れないようにします。
スイスでは、いろいろな窓口は営業時間を過ぎればお客さんが待っていようが関係なく、平気で閉じてしまいますので注意しましょう。
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