スイスやチロルにはたくさんの山小屋があります。中でもスイスアルペンクラブ(SAC/CAS)の山小屋は、その多くが眼前に迫力ある氷河が広がるなど、展望の良い素晴らしいロケーションに建っています。
もちろん登山電車などを利用して手軽に行かれるゴルナーグラートやリッフェルベルクなどの山岳ホテルも大変素晴らしいです。
ここは数回宿泊したことがありますが、お天気が良い日は目の前にマッターホルンが雄姿を見せ、夜は満天の星空となります。
しかし、なんと言っても“登山者”にとっては、自分の脚で登ってたどり着いた小屋は、特別感慨深く、時間的な余裕さえあればできるだけ宿泊してみたいと思います。
日本の山では、ハイシーズンには人気の高い小屋は大混雑し、夜中にトイレに行って、戻ってきたら、もう寝る場所がなくなっていた、などということはザラにあります。
もちろんスイスでも人気の高い山小屋や、時期に
よっては混雑しますが、畳み1畳に2人とか2畳に3人というような感じの詰め込みにはなりません。(*畳みでなく2段ベッドですが…)
小屋までの所要時間が片道4~5時間くらいで、もしかして日帰りが難しいかな、と思われるときは、予めヒュッテに混雑状況などを聞いておき、やっぱり日帰りが困難で、翌日の天気予報が“晴”なら、私は予約済みのホテル代を無駄にしてでも、躊躇なく宿泊します。
ヒュッテ利用の狙い目は、残雪などの状況にもよりますが、まだ空いているヒュッテオープン直後の6月末から7月上旬ですね。
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