林の中の妖精レンゲショウマをみる

甲府で気温が40度を超えた日、山仲間とレンゲショウマを観に行ってきました。
東京近郊でレンゲショウマというと御岳山が有名ですが、実際に林の中に自生する花を観るため三ッ峠へ登りました。この花は旬の開花時期を失すると、花弁(実際はガク)の縁が茶色味がかってきて、なかなか美しい花の姿が撮れないのですが、今回は、まずまずの時期に訪ねることができました。
レンゲショウマは薄暗い林の中に生育しますので、この花が咲く周辺には、ほんのりと薄明かりが灯ったような“万葉の雰囲気”が漂います。ほかにはカイフウロ(写真下右)、コオニユリシュロソウトラノオなど、たくさんの花が咲いていました。午後に、夏山につきものの雷が鳴り始め、下山しましたが、暫し下界の猛烈な暑さを忘れさせてくれる山旅でした。