“窓辺のカケス”が見られる宿

2月の中旬に山仲間と、長野県の高峰高原にある「高峰温泉ランプの宿」に宿泊し、近隣の山へのスノーシューハイキングと野鳥観察を楽しみました。
ここは標高2000mにある温泉宿ですが、温泉はもちろんのこと、夏は高山植物、四季を通じて野鳥や星座などが観察できる、とても楽しい宿として知られています。
今回は、夜になると雲が多くなり、温泉宿ご自慢の大型の天体双眼鏡で見る星座観察の方は叶いませんでしたが、宿の喫茶室の大きな窓からは、アカゲラ、コガラ、ヤマガラ、カケス、ホシガラス、ゴジュウカラ、シジュウカラ、カワラヒワ、アトリなど、たくさんの可愛らしい鳥たちが手に取るように見られました。
また夜になると、餌を求めてやって来る可愛いらしい動物の“テン”やタヌキなどがすぐ近くで観察出来ます。
スノーシューハイキングが楽しめるコースは池の平湿原、高峰山、水の塔山、黒斑山など、いくつもありますが、水の塔山に登れば、富士山から中央アルプス、八ヶ岳連峰、そして北アルプスの槍ヶ岳まで綺麗に望めました。
ただ、喫茶室の窓から美しいカケスも何度か見られましたが、残念ながら動きが早くて、アロイス・カリジェの絵のような写真は撮れませんでした。

日本の温泉や雪山は、決してスイスに負けていませんね。