「ラヌンクルス・グラキアリス」

フランス、スイス、イタリア、ドイツ、オーストリア…と、ヨーロッパ中央部を東西に約1000kmにもわたり連なる長いヨーロッパアルプスには、さまざまな美しい高山植物が生育しています。
下の2枚の写真は、ラヌンクルス・グラキアリス(学名 Ranunculus glacialis)ですが、この花は生育する地域や標高、さらに“経時変化”などによって、これが同じ種類の花か? と思われるほどの大きな差異が見られます。
これはキンポウゲ科キンポウゲ属の花ですが、属名のRanunculusは、ラテン語で“カエル”という意味のranaに由来しています。
また、種小名のグラキアリスは、“氷のような”とか“極寒の”という意味です。

ラヌンクルス・グラキアリスの花の写真