ムシを捕る「ムシトリスミレ」

スイスやフランス、オーストリアなどをハイキングしていて、小川や小さな滝の縁で、写真のような花をご覧になった方も多いと思います。
どちらも和名では「ムシトリスミレ」と呼ばれるもので、タヌキモ科ムシトリスミレ属の花です。
学名では、下の白い花がピングイクラ・アルピナ(学名Pinguicula alpina)で、パープルいろの花が、ピングイクラ・ウルガリス(学名Pinguicula vulgaris)です。
“ムシトリ”という名がついているから、たぶんムシを捕るのだろう、ということは容易に想像がつくのですが、それでは一体どうやって捕るのか?という疑問がわいてきます。
食虫植物といわれるものには、このムシトリスミレのほかにも、モウセンゴケ属や、ウツボカズラ属などに、いろいろとあります。

ムシトリスミレの花の写真
= ピングイクラ・アルピナ =