ルツェルンは、チューリッヒから電車で50分弱で行くことができる大変美しい町である。
町の中をちょっと歩き回るだけで、旧市街を始めとし、屋根つきの橋で有名なカペル橋やシュプロイヤー橋、ムゼック城壁など中世の面影を色濃く残した歴史ある建造物をいたるところで見ることができる。
この町は、スイスではヌシャーテル湖に次いで大きいと言われるフィーアバルトシュテッテ湖(四森州湖)を抱え、町中を満々と水を湛えたロイス川がとうとうと流れる。
そして、町の中のウォーキングだけでなく、ルツェルン駅前にある船着場から遊覧船に乗れば、絵のような美しい町の景色を海上から見渡すことができる。
また、この遊覧船を利用して近くにあるリギ山やピラトゥス山へ行ってみるのもよいだろう。船はいくつかの湖畔の小さな町に寄りながら、ちょっとしたミニクルーズが楽しめる。素敵な建物が建つ岸辺に、接岸・離岸する時の景色はまるでおとぎの国の世界のようである。
そして時間があったら、ぜひリギ山やピラトゥス山でミニハイキングを楽しもう。