ムオタスムラーユ ~ セガンティーニヒュッテ ハイキング
Muottas Muragl ~ Segantini Hutte Hiking
ムオタスムラーユ ~ セガンティーニヒュッテ ハイキング
Copyright (C) スイスアルプスの花を訪ねて
このコースはスイスの山岳画家セガンティーニが愛したヒュッテへ登り、アルプ・ラングアルドへと下る絶景続きのハイキングコースである。まずポントレジーナからバスでプント・ムラーユへ行き、そこからケーブルに乗る。
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サンモリッツ界隈はバス路線が整備されていて、どこへ行くにも大変便利である。ポントレジーナもなかなか美しい村なので、ここにあるホテルに一泊して、のんびりハイキングをしたり、観光するのも良いだろう。
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ケーブルの終点駅であるムオタス・ムラーユで降りると展望台があり、晴れていれば素晴らしいベルニナ山群やサンモリッツ湖などが望める。ここはレストランやトイレもあるので、ハイキングをする前に必ず寄って行こう。
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レストランには展望の良いテラスがあり、いつも多くの観光客で賑わっている。このレストランは夏のシーズンには夜遅くまで営業している。素晴らしい夜景を眺めながら食事をとるため、ここに上がってくる人も多い。
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素晴らしい展望を満喫したらレストランの横から早速ハイキングを始めよう。目の前の道標に従ってアルプ・ラングアルド、ウンターシャーフベルク方面に歩いていく。道は広く、よく整備されているので歩きやすい。
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今日は前日にかなりの雪が降ったので、山が真っ白になっているが、夏場なら種類はあまり多くないがコース脇には高山植物が咲いている。明るく開けた気持ちの良い、緩やかな坂道を谷の奥に向かって下って行く。
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ムオタス・ムラーユから緩い坂を30分くらい下ってくると、右手下の方に小さな小屋が見える。そしてさらに3分くらい下れば、小川が流れていて小さな橋がかかっている。その手前にある道標に従って橋を渡る。
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橋を渡ったところにまた道標があり、右へ行けばウンターシャーフベルクを経由してアルプ・ラングアルドへ出る巻き道。一方、やや左手に行けばセガンティーニヒュッテへ登り、同じアルプ・ラングアルドへ下る道である。
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橋を渡りウンターシャーフベルクへの道を分けると、道は上り坂になる。ここからは標高差約360mを登る。ジグザクを繰り返し、途中で振り返ると、スタート地点のムオタス・ムラーユのレストランが小さく見える。
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ジグザクの登りで高度を稼ぐと、斜度はそこそこあるが歩きやすい山の斜面の道になる。ここをゆっくり左に回り込むように登っていくと頂上に近づき、だんだんと反対側のベルニナ山群が望めるようになってくる。
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さらに登ると、前方上の方にセガンティーニヒュッテが見えてくる。石造りのヒュッテで、数年前にリニューアルもされた。ここからの展望は素晴らしい。春・夏・秋と季節を変え過去に何度か訪れたが、飽きさせない。
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石造りのヒュッテの壁には写真のような可愛らしい看板がかけられている。展望が良いので、ぜひここで一休みしていくとよい。ヒュッテで休む場合はマナーとして、ズッペか、何か飲み物でもよいので注文しよう。
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この辺りからしばらく山の斜面が大きく崩落しており、雪崩や落石防止のフェンスが設置されている。コース上部には今にも落ちてきそうな大きな岩がたくさんあるので、大変危険である。急いで通り過ぎよう。
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ヒュッテから20分くらい下ってくると道標がある。左(後ろ)はスタート地点のムオタス・ムラーユへ、右(直進)はこれから目指すアルプ・ラングアルドへ、右手に下ればウンターシャーフベルクへとつづく。
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この辺りは岩肌がむき出しになり、小さなアップダウンを繰り返す。この写真は行き交ったハイカーを振り返って撮ったものである。雪の日はもちろん、雨の日などは大変滑りやすいので十分気をつけよう。
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写真に見られるように右側はずっと崖で、コース上には上から落ちてきた大小の岩がゴロゴロしている。石車に乗ったり、ズルズルと滑らないよう十分気をつけて下って行こう。当然ながら靴は登山靴を使用のこと。
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ロゼックの谷を正面に、美しいベルニナ山群と氷河の流れを右手に眺めながら山の斜面を下って行くと、やがて写真のようなガケ崩れと雪崩止めのある個所にでる。この辺りまで来ると道もなだらかになってくる。
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大きな石がゴロゴロしている荒れた道を抜けると、やがて視界が大きく開け、下の方にアルプ・ラングアルドのレストランとリフト乗り場が見えてくる。ここからはそれを目指して真っすぐ下って行けばよい。
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アルプ・ラングアルドには展望の良いレストランがある。ここからポントレジーナまではチェアリフトで10分くらいで下りることができる。トイレもあるので、カフェでも飲みながらゆっくり休憩していこう。
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ここからポントレジーナへは二人乗りのチェアリフトで下りる。ベルニナ山群やロゼックの谷を遠望し、眼下にはおもちゃのようなポントレジーナ村を眺めながら、まるでピーターパンにでもなったような気分で下って行く。
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