アネンヒュッテ往復ハイキング
アネンヒュッテ往復ハイキング
アネンヒュッテは、日本の秋田県で見られる「なまはげ」のような習俗があるレッチェンタールの最奥、ファフラーアルプからスタートするハイキングコースです。
ヒュッテのある標高は2358mで、スタート地点のファフラーアルプが1776mですから、標高差で600mぐらい登ることになります。
ヒュッテに上がれば、両ブライトホルン、サッテルホルン、ビーチホルンなど、レッチェンの谷の名だたる山々が望め、V字型に切れこんだレッチェンリュッケ方向からは、ラング氷河とアヌン氷河が激しくぶつかり合いながら流れ落ちる様子がご覧になれます。
ここは位置的にどのあたりか、ちょっと分かり難いのですが、ベルナーオーバーランド3山の裏側に当たり、レッチェンリュッケを越えて左に大きく巻いていくと、ユングフラウヨッホから眺める氷河の流れにつながるという場所です。
関連記事 ▶▶
↓写真マウスオン
コース概要を読む ▶
<<表紙に戻る
1
4.緩い上りを登っていくと、森林限界を越え、パッと視界が開ける分岐に出る。右へ行けば目的地のアネンヒュッテ、左へ行けばグッギゼーを経由してファフラーアルプに下る。ここら辺りから展望も良くなる。
5.しばらくフラットな歩きやすい道が続き、やがて登り坂となり、高度を稼いでいく。L.B.ブライトホルンに雪がまだ多く残る7月初旬~中旬にこの地を訪ねると、ここら辺りの展望は抜群である。高山植物も多い。
6.緩いアップダウンを何回か繰り返すと、前方に目指すヒュッテが見えてくる。ちょっと味気ないが、ヒュッテは近代的なコンクリート造りである。逆コースをとったと思われるパーティーが早くも下ってくる。
7.晴れていればヒュッテから見る景色は素晴らしい。近くには小さな池のようなアヌンゼーがある。ヒュッテにはレストランも併設されているので、ゆっくり休憩していこう。大きな岩陰には可愛いヒツジさんもいる。
8.ヒュッテを来た時とは反対側に下っていく。しばらく、ズルズルっと滑りやすい急坂が続く。左手には荒々しい氷河が目前に迫り、迫力満点である。ここはややキツイが、登りで使った方が氷河が見やすい。
9.ガレ場を下って来ると、ロンツァ川の河原に出る。氷河が後退していってモレーンになっているが、背の低い針葉樹もところどころに生えている。しばらくレッチェンリュッケを背負いながら荒れた河原を行く。
10.ここには池よりちょっと大きいくらいの湖グルントゼーがある。写真では見えていないが、中央右に牛が一頭いるところの右側にある。ここまで来ればファフラーアルプはもうすぐだ。
1.写真はスタート地点となるファフラーアルプのバス停前。
ここには駐車場、トイレ、KIOSKがある。ただし、KIOSKは営業期間、営業時間に注意。近くにはホテル「ファフラーアルプ」もある。
2
2.ヒュッテへはロンツァ川を挟んで右岸、左岸のどちらからでも行かれるが、今回は往きは左岸から行くことにする。
写真は歩き始めて5分位のところからスタート地点を振り返って撮ったもの。
3.歩き始めて15分位行くと、林の中に入る。コースは展望はなく、人一人が歩けるような狭い道であるが、危険な個所はない。ときたま下方に右岸から行くコースが望める。白いアンテリクム・リリアーゴが美しい。
3
4
5
6
7
8
9
10