電子書籍時代はやってくるのか?

7月初旬に、第16回 国際電子出版EXPOが東京ビックサイトで開催されました。
Amazonの「キンドル」のヒットなどで先行していたアメリカに次いで、最近は日本でもいろいろな企業が、次々と電子書籍関連分野に乗り出してきています。
「電子書籍時代近し」「電子出版元年」と巷で騒いでいるので、その現状と展望を覗いてきましたが、実のところ、なんだ、まだこんなレベルなのか、という感じでした。
著作権等の問題もあり、コンテンツがまだまだ貧弱というのはそれなりに理解できますが、電子書籍の製作ステップや、ブックリーダーもイマイチで、これなら個人レベルで自分に合ったものを造り、持ち歩いた方がずっと便利だな、と思いました。
旅行のガイドブックなども、似たものが本屋さんにイヤッというほど並べられていますが、実際、あんな重くて嵩張るものを、誰も海外に持っていきたくないと思います。
最近やっとスマホで見られるものも出てきましたが、まだまだ電子書籍といえるレベルではありません。 しかし、この分野はGPSなどと連携すれば、結構便利な電子ガイドブックができあがると思いますので、今後の技術進化に期待したいところです。
私がスイスへ行くときは、スマホで見られる自分用の“ガイドブック”を手造りし、保存、持参していきます。これなら通信環境のないところでも、いつでも閲覧できます。

それよりガイドブック不要、WEB情報だけで十分な時代になるかも・・・。