ドイツの文豪ゲーテが泊まった宿

ドイツの文豪ゲーテは、1775年の初夏以降、79年、97年と、スイスを延べ3回旅行しています。(その他にもイタリアへ行くとき、スイスを通り抜けています。)
しかし、ゲーテのイタリア紀行は有名ですが、スイスを旅した紀行文の方は、あまりよく知られていません。
ゲーテはこの旅行の際に、スイスのいろいろな宿に泊まっていますが、何しろ、詩人であり劇作家、小説家、哲学者、政治家、法律家など、何でもOKの偉大な人ですから、どのホテルもそれを記したメモリアルプレートや、看板などを建物の見えやすいところに飾っています。それにしても昔の人は、専門が一分野だけでないから驚きます。 下の写真は、ゲーテが泊まったことのあるルツェルンのホテルに描かれた壁画と絵看板です。彼の絵の上には、ドイツ語でヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goeth)が 1779年に、ここに泊まった、と書いてあります。
ルツェルンは、日本人観光客もよく訪ねる町ですから、ご覧になった方も多いことと思います。 だからといって、特別どうのこうのというわけではありませんが、200年以上も前に、ゲーテがこの辺りをウロウロ歩いていたのか、と思うと、やはり、気持ちがワクワクしてきます。

ゲーテのみならず、この町には哲学者や音楽家が多く訪ねています。