温泉は、やっぱり日本がいい。

寒くなってくると途端に、温泉が恋しくなってきます。　外では、雪がチラ、チラ降っているような寒い日に、山間の露天風呂で、のんびりと湯につかっているときほど至福を感じる瞬間はないでしょう。　特に山歩きで、汗をかいた後に入る湯は格別です。
スイスにも温泉は数多くあります。　有名なところでは、ロイカーバッド、バッドラガッツ、シュクオル、バーデンなどが挙げられますが、土地の名や町の名前に“Bad”がついたところは、ほとんど温泉を持つか、温泉と深いつながりある場所だといってもよいでしょう。　しかし、スイスの温泉は、日本のそれとは、施設や雰囲気はもちろん、入浴の仕方などが全然違います。　一言でいえば、まるで大きなスパか、温水プールに入るといった感じですから、日本の温泉好きが期待していくとガッカリしてしまいます。　"スイスで温泉に入ろう” なんていうツアーなどがあったら、その違いを十分理解したうえで、参加を決めた方が無難でしょう。