マイレージ４万歩でパフェと交換

ハイキングを終え、ちょっと疲れたからといって村のカフェで、よく一休みします。
メニューを見ながら何を飲もうか考えていると、“ほら、今日は４万歩も歩いたよ”といって、万歩計を見せる人がいます。そして頼んだのがスイス風特大チョコレートパフェ。万歩計の歩数で安心感を得るのか、他人に見せて賛同を得ようとしているのか、２万歩ならアイスクリームのワンピースと交換可、３万歩以上なら３ピースデンマークと交換可のようで、まるで万歩計の歩数がマイレージのポイントになっているようです。人間が２本足で歩くようになって以来、歩行は人間にとって基本的な動作の一つです。ですから歩行という動作は、もともと、できるだけエネルギーを消耗しないで長時間歩けるよう工夫された究極のエコなのです。相当早歩きをするか、アップダウンをこなさないと、１万歩ではイチゴショートの一欠片ぐらいとしか“交換”できないのです。 でも、“それをいっちゃ、おしめぇ〜よ”折角のアイスの後味が悪くなります。