ラロンの村はスイスの南西部に位置し、ツェルマットに向かう基点駅でよく知られるフィスプ駅から、電車でシエール、シオン方向へ僅か4分ほどで行くことができます。
ただ、小さな村なので観光的な見どころは多くありません。
それに電車の便数も1時間に2本程度で、アクセスも決してよいとはいえません。
ただこの地には❝岩の教会❞と呼ばれるフェルゼン教会やブルグ教会などがあり、信者のお参りも多いです。また、オーストリアの詩人で作家でもあるライナー・マリア・リルケが「ドゥイノの哀歌」や「オルフォイスヘささげるソネット」などを書き上げたシエール山中のミュゾットの館から20~30㎞の距離にあり、バラの棘に刺され白血病で死去したリルケのお墓(Grabstätte Rilke)やミュージアムなどもあります。次の電車との連結に間が空けば、駅の向こう側(徒歩7~8分)に小さなカフェレストランがありますので、そこで時間調整すればよいでしょう。
もう10年くらい前(今は2017年)になりますが、私の別のページのコラム「山里の花 折々にふれ(リルケとバラの花)」で関連記事を掲載していますので合わせてご覧ください。ここをクリック