スイス あの町 この町 日が暮れて|ルガノ

Southeast Switzerland Section
写真左上はお祭りの日に、テントの中でポレンタを造っている人達です。
トウモロコシの粉でつくるイタリア料理のポレンタは、小説「黒い兄弟」の中にも度々登場しますが、メニュー的には乾かしたもの、煮たものなど、いろいろなものがあります。
ただ、私はあまり美味しいとは思いませんが…。
    ルガノは規模的に村でもなく、町でもなく、スイスでも指折りの商業都市ですから、このコラムで取り上げるのは、余り適当でないかも知れません。
ただ、お隣のロカルノとともに、ここを主目的にして訪ねる日本人観光客は多くはなく、意外と知られていない都市なの
ではないでしょうか。アプローチとしてはチューリッヒから電車で入る方法、同じくチューリッヒ:クローテン空港から飛行機で近くのルガノ空港に入る方法、あるいはイタリアのミラノから入る方法など、いろいろなルートがあります。
そんな中でも、時間はちょっと余計に掛かりますが、車窓からの景色を楽しみたい方は、チューリッヒから電車に乗って行くのが一番よいでしょう。春まだ浅きころ、この電車に乗ると、南に行くにしたがって冬枯れの枝がだんだんと
芽吹いてきて、ポムの木には花がつき、タンポポが車窓を黄に染めていきます。
ゆったりとした、こんな“時の流れ”が、きっと至福を感じるとき、というのかもしれません。
またルガノやロカルノなどを秋に訪ねると、いろいろな収穫祭が開かれていて、食べる方でも決して飽きさせません。特に、この地方はクリの木が多いですから、スウィーツではクリをふんだんに使ったモンブランに似た「ヴェルミッセル」がお奨めです。
~ M E N U ~
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ルガノ
(Luganol)