Northeast Switzerland Section

スイス あの町 この町 日が暮れて

票決する昔ながらのランツゲマインデ(青空会議)が開催されます。
左下の写真はこの町のランドマークにもなっているグレールニッシュのふもとに広がる、住民による青空会議が開かれる広場です。
会議のある日にはこの広場が住民でいっぱいになりますが、写真は会議の翌日に撮ったもので、普段は駐車場として利用されています。
その上の写真はグラールスの守護聖人・聖フリドリンが描かれた州旗です。

    グラールスの町はスイスの中央/東部に位置し、チューリッヒ中央駅から電車で行く場合は直行便の「RE」で約一時間、あるいはジーゲルブリュッケ乗り換え便の「IR」で1時間10分くらいで行くことができます。グラールスの町はスイスにあるカントン26州のなかでも比較
的面積の小さなグラールス州にあり、その州都です。 ただ日本人観光客には馴染みが薄く訪ねる人もあまり多くありません。
グラールスは、スイス建国の過程ではシュヴィーツ、ウーリ、ニートヴァルデンなどの中央スイスの三地域ほど歴史上に登場しませんが、13世紀中頃にはハプスブルグ家の支配下に入り、苦しい時代を経験しました。しかし原初三邦と同盟を結び、ハプスブルグ家に対抗し、ついに14世紀後半のネーフェルスの戦いを経て、ハプスブルグ家の支配から自立しました。
スイス建国の歴史を勉強するとき、この地域を訪ねると大変興味深いです。
グラールスの町は1861年の大火により旧市街がほとんど焼失してしまいましたので、歴史ある古い建物は今ではほとんど残っていません。
その代わり、スイスではもう残っている
グラールス Glarus
~ M E N U ~
のがアッペンツェル・インナーローデンとグラールスだけになってしまいま
したが、毎年5月の第一日曜日には住民の挙手による直接投票により議題を
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