Northeast Switzerland Section

スイス あの町 この町 日が暮れて|エルム

「サルドーナ」については、前に、このサイトでも紹介しましたが
古い地層が新しい地層の上に乗り上げる、という逆転現象が見られることで知られています。
またリンタールにはたくさんのハイキングコ
ースがあります。
狙い目はハイカーも少なく、静かな春から初夏にかけての雪渓歩きが断然楽しいです。
    リンタールの春(4~5月)はとても美しいです。春から初夏にかけて、ジーゲルブリュッケからリンタールの奥に入って行くと、黄色いタンポポやキンポウゲの花で、道の両側が真っ黄色に染まる美しい景色が見られます。
そしてそこには、まだ高い山に移動して
いない牛さんたちが、白い雪をたくさん抱いた山々を背景にして、のんびりと草を食んでいます。まるで時が止まっているかのような静けさです。
ただ、タールもこの時期だから美しいので、時期的に、もうちょっと前になると、どこもアルプス特有のあの“香水”の匂いでいっぱいになります。
よい牧草を育てるにはそれなりの肥料が必要になるので仕方のないことですが、やはりちょっと気になりますね。
またこの時期に、この谷奥の村に一週間ほど滞在していると、谷に入った日
と、出る日では木々の芽吹きにより、辺りの景色が目映いばかりに一変します。
新芽を吹いた木々は、まるで緑のグラデーションがかかったようです。
エルムの村へは直接電車が通じていませんので、グラールスの駅前からバスに乗って行きます。
エルム Elm
~ M E N U ~
上の写真は、エルムの村にある小さな「ホテル・エルム」からユネスコ世界
自然遺産に指定されている「サルドーナ」を望んだものです。
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