スイス あの町 この町 日が暮れて|アヴァンシュ

Northwest Switzerland Section
されると、スイスはロ
ーマの支配下に入り、紀元後73年頃に、このアウェンティクムが建設されました。
そしてその頃、北からは、じわじわとゲルマン民族が南下し始めてきていたのです。
それにより、またまたヨーロッパの歴史は大きく変わっていくことになります。
    古い町を訪ねたり、峠越えのハイキングなどを楽しんでいると、よく古代の遺跡や謂れのある史跡に出合います。
また古い教会などに入れば、キリストの物語や、いろいろな言い伝えのある美しいフレスコ画などにも出合います。
そんな時、スイスの歴史や文化などについて知っていれば、それだけスイス旅行の楽しみも増してくることでしょう。 ここは紀元後73年頃に建設されたローマ都市:アウェンティクム(現在のアヴァンシュ)です。
今でもローマ時代の円形闘技場(写真上)がかなり良い状態で残されているほか、劇場跡や城壁、塔などもあり、大変興味深い町です。スイスのみならず、ヨーロッパ各国の歴史をみるとき、忘れてならないのがケルト文明です。紀元前700年頃になると、青銅器文化が幕を閉じ、鉄器時代に入ります。
オーストリアのザルツブルグではケルト人が担ったハルシュタット文化が華を開き、そしてスイスのヌーシャーテルではラ・テーヌ文化が栄えます。
やがてケルト諸民族の中のヘルウェティイ族が中心になり、より肥沃な地への移動を試みローマへと歩を進めますが、ユリウス・カエサルに
ビブラクテの戦いで敗れます。この辺りの史実は歴史的価値あるカエサルの「ガリア戦記」に詳しく記述されていますが、カエサルがブルータスに暗殺
~ M E N U ~
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アヴァンシュ
(Avenches)